2020-10-22 23:00:00 UPDATE
皆様こんにちは、高齢者ケアセンター甲南の管理栄養士です。
少し冷たい風に金木犀の良い香りが乗ってくる時期になりましたね。
そんな10月も半ばに差し掛かった本日はイベント食の日です。
前回は海外に目を向けましたが、今回のイベント食のメインは「すきやき」、
日本に戻ってまいりましたよ。
海外の方からも「関西と関東で味付けが違うのが面白い」「日本にしかない味」という評価を受けているようです。
もともとは農具の「すき」の金属を鉄板替わりにして魚や豆腐を焼いて食べた事が語源になったと言われているようですね。
因みに「くわやき」も同じような名前の由来です。
使える物は何でも使う、昔の方はとてもたくましいですね。
そんな昔から伝わるすき焼きですが、お肉や麩、焼き豆腐、春菊、そして白菜に甘辛い味がしっかりしみていましたよ！
特に大きなすき焼き麩にはよく味が入っておりました。
生卵は規定上提供するのが難しいので、代わりに温泉卵を添えて提供させて頂きました。
汁の具は秋の味覚さつま芋にして季節の要素を取り入れています。
下に沈んで見えなくなってしまうので、写真では汁を入れる前の状態ですね。
また、小鉢はメインに対しすっきりした味わいの柿なますにしました。
今回使用した柿は甘みがしっかりとある物で、大根と酢の味を柔らかくしてくれていました。
施設内の嗜好調査でデザートよりおかずが良いとの意見があったので反映させてみましたが、果物として提供しても満足して頂けた柿だったなと感じました。
肌寒さを感じる日も増えてきましたので、良いタイミングで温かい鍋物の献立を提供出来たと思います。
日中暑い日もまだまだありますが、朝晩は秋めいてきております。
気温差で体調を崩されたりしない様、皆様ご自愛くださいね。
それでは、次回も楽しみにお待ち下さい！
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