『4月からの基礎研修 〜擬似体験レポート』

2021-04-15 23:00:00 UPDATE


こんにちは 神戸福生会 採用担当です

今回は本会の研修プログラムの中で4月に実施している基礎研修をご紹介いたします。

毎年4月に入職した新人職員は介護の基礎を学ぶべく一ヶ月間初任者研修を受講致します。

本来ですと研修を受けながら配属先の施設にて就業する日もあるのですが
今年はコロナウイルス感染症の対策として
1カ月は丸々研修を受けた後、5月より配属先で仕事をする形を取りました。

今回は研修初日に開催した『高齢者を理解する疑似体験』の模様をお伝えしようと思います。

まずは加齢に伴い人の体がどのように変化するのかを体験する為
ある道具を装着します。

着用するのは
・手足の重り
・関節が動きにくくなるサポーター(肘・膝)
・高齢者によくある疾患が体験できるゴーグル(視野の狭窄・混濁・白内障)
・耳をふさぐヘッドホン
・腰が曲がった状態で固定出来るように膝から首にかけて固定をするベルト

一つ一つ研修担当の講師より説明を受けます。
高齢になってくると手足がスムーズには動かなくなり。関節もこわばってくる※専門用語では拘縮というそうです。
目や耳も見えにくく、聞こえにくくなってきます
腰も曲がり姿勢が前傾になると歩いていてもふらふらしてしまいます。

二人一組となり一人は道具は装着した状態で、もう一人が付き添い

・ベットに横になる
・寝返りとうつ
・階段の上り下り
・新聞を読む
・料理を作る
・服を着る

など生活場面での行動・動作を体験し、どう感じたかを参加者全員で共有しました。

姿勢も悪く、見える範囲も限られた中、周りの音も聞こえない事にとても恐 
怖心が出た。
逆に不安な中で寄り添ってくれる事が安心につながった。

また料理を作る場面ではたまたま、水をこぼしてしまった場面があり
そこに沢山の人が集まって助けてくれたが、助けられた側は
「申し訳けない…」という想いを強く感じたそうです。
声をかけるタイミングやケアを受ける側の心理を理解する事が大切だと感じた。等の意見が出たそうです。

疑似体験の様子を見学させてもらいましたが、皆さん活発に意見を出し合い、積極的に研修に取り組まれていました✨

また機会があれば研修の様子をお伝えしたいと思います。

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