2021-01-25 UPDATE
皆様こんにちは。
高齢者ケアセンター甲南の栄養士です。
雪の降る日もちらほらと見られる1月半ば、高齢者ケアセンター甲南ではイベント食としておでんを中心とした昼食を提供致しました。
おでんと言えば好みの具を長時間煮込む手の込んだ料理のイメージがあるのですが、江戸時代にはなんとファストフードとして食べられていたようです。
そんなに早く味が染みるのかな?と一瞬目を疑いましたが、当時は焼いたおでんの具に味噌を乗せて食べる『田楽』をおでんと言ったようです。
今の一般的な煮込みおでんになったのはもう少し後だそうで、一つの料理も時代と共に進化しているのを感じました。
おでんの具は大根・卵・蒟蒻・ひろうす・焼売にしてみました。
中でも大根は箸ですっと切れるくらい柔らかく煮上げており、とても良い味がしみ込んでいました。
どこかの統計では卵と大根の組み合わせが一番人気だという事ですが、折角なのでオーソドックスな具の他、変わり種2品を入れております。
他の小鉢はアスパラの柚子胡椒炒め煮胡瓜とカニカマの酢の物としました。
アスパラの甘みと後から来る柚子胡椒の少しぴりっとする複合的な味や、さっぱりと生姜の風味が残る酢の物で味を変えながら食べて頂ければと思います。
味噌汁は彩りの可愛い手鞠麩とわかめでおでん御膳として整えました。
おでんと言う馴染みある献立の中に、少し特別感を感じて頂ければ嬉しいです。
次回は2月の行事食・節分が控えています。
今年は日付が違うので1日早くお会いする事になろうかと思います。
楽しみにお待ち下さいね!
#行事食