2019-11-13 UPDATE
生活相談員となって初めて新しい入居者の受け入れを担当することとなりました。
面接当日、病院のベッドに横になり、か細い声で質問に答えてくれるOさん。
入居の理由を伺うと、自宅から近いことや入院前まで本会のデイサービスを利用されており、ここなら安心して生活ができるとのことでした。
入居後はベッドから離れる機会も多くなり、食欲も回復。体重も入居時と比べ10キロ増と、すこぶる元気に過ごされ、大好きな「六甲おろし」を誕生会の都度、披露してくださいました。
晩年は脳梗塞の再発などでベッドで伏せる時間が長くなり、最後は家族の皆様に見守られ旅立たれました。
葬儀の日、喪主である長男様より、「母がこれだけ笑顔で元気で過ごせたことは、施設の皆様のおかげです。母にかわって御礼申し上げます」とお言葉をいただきました。
初めて受け持ったOさんを最期までケアできたことは、私にとって多くのことを学ばせていただきました。
それから12年、天国から見守ってくれてるOさんのためにも、専門職としてさらに成長したいと思います。